県内の箱式石棺、知って 県立紀伊風土記の丘で企画展 /和歌山

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展示されている湯浅天神山古墳の箱式石棺=和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で、藤原弘撮影
展示されている湯浅天神山古墳の箱式石棺=和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で、藤原弘撮影

 「箱式石棺(せっかん)」をテーマにした企画展が和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で開かれている。板石を箱のように組み合わせたひつぎのことで、県内の古墳で見つかった実物を搬入し、紹介しているのが特徴だ。

 同館によると、箱式石棺は、県内では弥生時代から飛鳥時代までの約130例が見つかっている。今回、湯浅天神山古墳(湯浅町)や大谷山39号墳(和歌山市)、薬勝寺南山1号墳(同)の箱式石棺を展示している。

 湯浅天神山古墳のものは同館では初めての展示。6世紀初めごろに築造された直径約30メートルの円墳で、1899年に石棺が発見された。底石は長さ約240センチ、幅約80センチで、側石も備わっている。岩橋千塚古墳群の古墳の一つ、大谷山39号墳の石棺には、見つかった人骨などから12歳前後の子供が葬られたと推定されている。石棺の底石やふた石などに赤色顔料が塗られていた。

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