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海外を夢見た戦国武将、亀井茲矩(これのり)(1557~1612年)が手にした「異国にルーツを持つ品々」を紹介する「亀井家に伝わった異国のかけら」展が、唐津市の県立名護屋城博物館で開かれている。津和野(島根県)藩主だった亀井家から文禄の役の戦利品として1994年に寄贈された「亀井家資料」28件を初めて一堂に公開。関連資料と合わせ41件63点を展示している。観覧無料、2月6日まで。
亀井家初代の茲矩は、豊臣秀吉から鹿野城(鳥取市鹿野町)の城主に任じられ、朝鮮出兵拠点の名護屋城に参陣。文禄の役で渡海して朝鮮水軍に敗れ、秀吉から拝領した金団扇(きんうちわ)を奪われたエピソードで知られる。戦国を生き抜き、鎖国前の江戸時代初期には九州外の大名として唯一、幕府の許可を得た朱印船貿易で東南アジアと交易した。亀井家資料には、輸入品も混入しているとみられている。
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