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欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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女性の一人旅=小倉孝保

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 スエズ運河と米大陸横断鉄道は共に1869年に開通した。これを機に英国の旅行代理店トーマス・クックは世界一周旅行を企画し、その広告を見た仏作家のベルヌが72年、冒険小説の名作「八十日間世界一周」を書く。

 米紙ワールドの女性記者、ブライは88年、この小説の主人公に倣って世界を一周し、その経験を報告したいと会社に提案する。

 これに対し会社は、「女性単独で世界を回れるはずがない」として男性記者の派遣を検討した。ブライは「それなら自分は他の新聞社と契約して、その男性よりも早く帰ってくる」と宣言し、ワールド紙は結局、彼女に世界一周を命じる。

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