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英国のコロナ対応 平時と有事、切り替え明確=服部正法(欧州総局)

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ロンドン橋を渡って金融街の方向に出勤する人々。マスクをしている人はほとんどいない=ロンドンで24日朝、AP
ロンドン橋を渡って金融街の方向に出勤する人々。マスクをしている人はほとんどいない=ロンドンで24日朝、AP

 英国は27日、新型コロナウイルス対策の行動規制を、人口の8割以上が住むイングランドでほぼすべて撤廃した。2021年夏に一度ほぼ撤廃した規制を、変異株「オミクロン株」の感染拡大を受けて一部復活させたが、3回目のワクチンの普及などを理由に社会の正常化へかじを切る。コロナ禍のロンドンで暮らす中、これまでの英国の対応から平時と有事の切り替えや明確な目標設定の重要性について考えさせられている。

 「再び国を停止させずにオミクロン株の波を乗り切れる。学校やビジネスをオープンしたまま、このウイルスとの共生の方法を見いだすことができる」。ジョンソン英首相は4日、記者会見でこう述べた。この日、英政府は新型コロナの1日の新規感染者数が初めて20万人を超えたと発表したが、ジョンソン氏はオミクロン禍をロックダウン(都市封鎖)などの厳しい行動規制なしで克服できるとの認識を示したのだ。

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