渋沢栄一ゆかりの会社生産のれんが、富山で出土「全国流通の事例」

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富山市の旧八人町小グラウンドから見つかった耐火れんが。社名とロゴマークの一部が刻印されている=富山市役所で2022年1月28日、青山郁子撮影
富山市の旧八人町小グラウンドから見つかった耐火れんが。社名とロゴマークの一部が刻印されている=富山市役所で2022年1月28日、青山郁子撮影

 実業家、渋沢栄一(1840~1931)が設立に携わったれんが製造会社「品川白煉瓦(れんが)」が約100年前に生産した耐火れんがが2021年9月、富山市の旧八人町小グラウンドから出土した。北陸3県では初めての発見で、専門家は「全国規模で流通していたことを示す貴重な事例」と価値を説明する。

 道路工事に伴い同グラウンド周辺約130平方メートルを調査した富山市教委埋蔵文化財センター(堀沢祐一所長)が28日、発表した。

 品川白煉瓦は1875年創業。翌年、渋沢らが東京・芝浦でれんが工場を開設し、87年に品川へ工場を移転した。最盛期には1カ月に約250万個も製造していたといい、1914年開業の東京駅や、群馬県の旧富岡製糸場のれんがも全て同社製。近隣では、新潟県の佐渡金銀山の工場群跡から出土しているが、地方での流通の歴史はほとんど分かっていない。

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