- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

焼き芋がおいしい季節。店舗前から漂ってくる、甘く香ばしい香りに誘われ、おやつや土産として買っていくことも多いのではないでしょうか? サツマイモは日本で食べられるようになった江戸時代以降、庶民に人気の食べ物となりました。品種改良や手軽に焼ける器具の開発が進んだことで、今、焼き芋ブームが続いているようです。その背景を探ってみました。
◇
なるほドリ 焼き芋がスーパーの店内で売られているのをよく見かけるようになったけど、今はブームなのかな?
記者 「焼き芋ブーム」と言われますが、ここ数年で始まったものではありません。サツマイモ産業の振興を目指している一般社団法人「さつまいもアンバサダー協会」(東京)代表理事、橋本亜友樹(はしもとあゆき)さんによると、ブームの兆(きざ)しは2003年ごろから見え始め、注目度が高まってきました。業界内では、ブームは日本でサツマイモが生産されるようになった江戸時代後期に庶民の人気食品となった第1次、明治に入っても安価な食べ物として好まれた第2次、戦後にリヤカーの石焼き芋屋が登場した第3次があり、今は00年代からの第4次が続いているとの認識です。
Qどうして今のようなブームになったの?
…
この記事は有料記事です。
残り1482文字(全文1995文字)