猫と平和好き集う「肉球新党」 戦争、ヘイトに「猫パンチ」
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「猫が幸せに暮らせる社会は、人にも優しい」。そんな理念を掲げて戦争や原発、ヘイトスピーチに反対し、平和な社会を目指す市民団体「肉球新党」が今年、結成から10年の節目を迎える。目を引く団体名と活動内容がSNS(ネット交流サービス)で話題となり、全国の「党員」は1万4000人に上る。「猫好き」という共通点で緩くつながった輪が、ゆっくりと広がっている。
「新党」を結成したのは川崎市に住む愛猫家で団体職員の男性(60)。2012年9月、東京電力福島第1原発事故で被災地に取り残された動物たちの声を代弁しようと「吾輩(わがはい)は原発に反対である」と書いた猫のイラストが入ったプラカードを掲げて反原発集会に参加したのが始まりだ。
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