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3日告示された長崎県知事選は、現職と新人2氏が立候補した。自民県連の支持が現職と新人で割れる異例の分裂選挙。与野党相乗りで現職が大勝した過去2回から構図が一変する中、各陣営が選挙戦をスタートさせた。
今回の知事選で、自民は現職の中村法道氏(71)と、県連が推薦する新人で医師の大石賢吾氏(39)=維新推薦=で支援が分かれる。知事選で自民が分裂するのは4選を目指した党公認の現職を元参院議員が破った1970年以来。この日の両陣営の第一声に自民所属の県議が姿を見せるなど、情勢は混沌(こんとん)としている。
「3期12年間、人口減少対策などに力を注いできた」。中村氏は長崎市中心部の公園で第一声を上げた。新型コロナウイルス対策に専念するため、表だった選挙活動はしないと公言していたが、関係者によると「分裂選挙の中で、あいさつなしでは済まされない」との陣営の意向でマイクを握った。応援弁士は「心ある自民党議員、団体が知事を支援している」などと力を込めた。
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