渡り鳥脳内に「方位磁針」 北向きで活性化 同志社大など細胞発見
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渡り鳥であるオオミズナギドリの幼鳥の脳から、北の方角を好んで活性化する方位磁針(コンパス)のような神経細胞を発見したと、同志社大などの研究チームが4日、米科学誌サイエンス・アドバンシスに発表した。太平洋を越えて日本から南半球まで旅する渡りの詳しい仕組みの理解につながるとしている。
オオミズナギドリの幼鳥は越冬のため、繁殖地の日本から親鳥の助けなく直線的に南下する。同大脳科学研究科の高橋晋教授(脳神経科学)と名古屋大環境学研究科の依田憲教授(生態学)のチームは、この生態に着目。越冬前に計10羽の幼鳥を個別に箱の中に入れてカメラで撮…
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