大学のオンライン授業「60単位上限」規制緩和へ 留学生獲得後押し
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中央教育審議会大学分科会の作業チームは3日、大学の卒業に必要な124単位のうち60単位が上限と決められているオンライン授業の単位規制について、一定の条件で特例的に緩和する案を大筋で了承した。「新型コロナウイルス禍」で広まったオンライン授業は、場所や時間を問わずに受講できる。この利点を生かし、授業交換などを通じた大学間の連携や、優秀な外国人留学生の獲得などを後押ししたい考えだ。
オンライン授業で取得できる単位数の上限は大学設置基準(文部科学省令)で定められている。作業チームの案では、60単位を上限とする原則は維持しつつ、教育や研究の質が保証されることなどを条件に緩和する特例を設ける。オンライン授業が増えれば、日本と時差が少ない中国や韓国、東南アジアの留学生は日本の大学の授業を母国からでも受けやすくなる。
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