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芸術的スポーツ界への緊急提言(中)=町田樹 /17

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国学院大助教の町田樹さん=東京都千代田区で2021年11月23日、宮間俊樹撮影
国学院大助教の町田樹さん=東京都千代田区で2021年11月23日、宮間俊樹撮影

 本連載では、前回から全3回にわたり、「アーティスティックスポーツ」(以降「AS」と略記)の各競技団体は、早急に演技の①デジタルアーカイブと②著作権集中管理システムを構築すべきだ――との提言を行っている。その第2回となる今回は、ASの演技(振り付け)を著作物として扱うことで得られる主要なメリットを示していきたいと思う。

メリットその1「振付師の社会的地位向上」

 現在、AS業界の通念上、演技の振り付けは選手の所有物だと認識されている。ゆえに、振付師がどれほど優れた振り付けを生み出したとしても、その振り付けを所有している選手が引退してしまえば、もう二度と脚光を浴びることがなくなってしまう。

 しかし実は、ASの振り付けを著作物だと捉えた場合、法的に…

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