センバツ出場校の選考について 毎日新聞社からのご説明

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 1月28日に開かれた第94回選抜高校野球大会の選考委員会で、秋季東海大会4強の大垣日大(岐阜)が出場校に選ばれた一方、準優勝した聖隷クリストファー(静岡)が補欠校となったことについて多くのご意見をいただいています。改めて出場校の選考についてご説明します。

 センバツの出場校は、主催者(毎日新聞社、日本高校野球連盟)が委嘱した選考委員で構成する選考委員会が合議で決めます。選考委員は、高校野球に長年かかわってきた方々や、野球選手・指導者としての経験が豊富な方々で、担当する地区大会の試合を視察していただくことを条件に委嘱しています。

 大会要項の「出場校選考基準」は(1)校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高野連から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する(2)技能については新チーム結成後よりアウトオブシーズンに入るまでの試合成績、実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらず試合内容などを参考とする(3)秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない――などと定めています。選考委員は北海道から九州まで全国8地区の小委員会に分かれて担当する地区大会を視察し、都道府県大会の戦績データも参考にしながら、この基準に基づいて選考します。

 地区別の小委員会で、割り当てられた枠に応じた数の「出場推薦校」が決まると、選考過程や理由が選考委員会総会に報告され、承認を得て出場校が正式に決定します。総会は公開されますが、小委員会は戦力の詳細な分析や評価も含め、さまざまな角度から活発に議論ができるよう非公開にしています。

 東海地区の枠は2校で、担当した小委員会の委員は東海大会の全試合を手分けして視察し、優勝した日大三島(静岡)のチーム力は申し分ないと判断して出場推薦校に決定しました。2校目については、総会や記者会見で鬼嶋一司委員長が説明したように「頭と体を使う高校生らしい野球」で準優勝した聖隷クリストファーを推す声と、1回戦で好投手を打ち崩し、次の試合で強豪校を破った大垣日大を推す声が拮抗(きっこう)する中、さらに議論を進めて「守りからリズムをつくり、攻めに入る力を備えた総合力の高いチーム」として大垣日大を選んだということです。日大三島と聖隷クリストファーがいずれも静岡であることについて、鬼嶋委員長は会見で「全く考慮していない」と述べました。

 毎日新聞社は、選考委員が自由な立場で議論できることを重視し、小委員会の選考過程には関与せず、これまで選考結果を尊重してきました。今回も同様ですが、いただいたさまざまなご意見を受け止め、日本高野連とも共有し、今後の大会運営の参考にさせていただきます。

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