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農林水産省は4日、2021年の農林水産物・食品の輸出額が前年比25・6%増の1兆2385億円となり、初めて1兆円を超えたと発表した。9年連続で過去最大を更新し、政府は輸出拡大の取り組みをさらに加速する考えだが、「25年2兆円、30年5兆円」という目標実現の壁は依然として高い。
「輸出に関する皆様の努力と、これまでの輸出促進施策の成果によるものだ」。金子原二郎農相は4日の閣議後記者会見で、1兆円超えを歓迎した。
21年の内訳は、農産物が22・8%増の8043億円▽水産物が32・5%増の3016億円▽林産物が32・9%増の570億円▽輸出額が少ないため品目別に集計できないものが25・3%増の756億円。品目別で輸出額が最も多かったのはアルコール飲料(61・4%増の1146億円)で、ウイスキー(70・2%増の461億円)や日本酒(66・4%増の401億円)が好調だった。ホタテ貝や牛肉など生鮮品の人気も高い。
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