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2022韓国大統領選

2022年3月9日に投開票された韓国大統領選は、保守系の最大野党の尹錫悦氏が当選。5年ぶりの保守政権の行方は。

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韓国大統領選で候補者が討論会 THAADミサイル配備などで論戦

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ソウルでの討論会に先立ち写真に納まる韓国大統領選の4候補。(右から)中道系野党「国民の党」の安哲秀氏、最大野党「国民の力」の尹錫悦氏、与党「共に民主党」の李在明氏、進歩系野党「正義党」の沈相奵氏=2022年2月3日、聯合AP
ソウルでの討論会に先立ち写真に納まる韓国大統領選の4候補。(右から)中道系野党「国民の党」の安哲秀氏、最大野党「国民の力」の尹錫悦氏、与党「共に民主党」の李在明氏、進歩系野党「正義党」の沈相奵氏=2022年2月3日、聯合AP

 3月9日投開票の韓国大統領選で3日夜、与野党4候補による初めての候補者討論会が開かれた。北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、在韓米軍への終末高高度防衛(THAAD)ミサイルの追加配備の是非や米中両国との距離感をめぐって論戦が交わされた。

 THAADミサイルは2017年に配備されたが、その際には中国が強く反発し、韓国への団体旅行を禁止するなど圧力をかけた。与党「共に民主党」候補の李在明(イジェミョン)京畿道前知事は、追加配備を主張する保守系の最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長に対し、「なぜまた中国の反発を招き、経済を駄目にしようとするのか」と批判。尹氏は「当然必要だ。安全保障がしっかりしてこそ、株価も維持できる」と反論した。

 一方、尹氏は、文在寅(ムンジェイン)政権の外交について、「親中国・親北朝鮮の屈従的な外交を展開したことで、米国や日本との関係が崩壊した。これを正常回復することが優先だ」と批判。当選すればバイデン米大統領、岸田文雄首相の順で面会する意向を示した。

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【2022韓国大統領選】

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