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英国のエリザベス女王(95)は6日、英国の君主として初めて在位70年を迎えた。女王は5日夜、「この記念日を迎えるにあたり、人生を常に奉仕にささげるという1947年の誓いを更新できることをうれしく思う」との声明を発表した。将来、チャールズ皇太子が王となった際にはカミラ夫人が「王妃と呼ばれるようになることが私の心からの願いだ」との考えも示した。
女王は25歳だった1952年に即位。これまでに14人の首相が仕えてきた。存命の君主として世界最高齢だ。21年4月に夫のフィリップ殿下を亡くしてからは、一時体調を崩すなど、健康を心配する声が上がっている。
英国内ではチャールズ皇太子が即位した際のカミラ夫人の呼称について、関心が高まっている。チャールズ皇太子はダイアナ元妃との離婚後、2005年にカミラ夫人と再婚。だが、2人が不倫関係にあったことや、国民的人気のあったダイアナ元妃が離婚後、交通事故死した経緯などから、英国世論がカミラ夫人を受け入れるのは難しいとされてきた。だが、最近は家庭内暴力の防止に取り組む団体を積極的に支援するなど、カミラ夫人の真摯(しんし)な仕事ぶりが評価されている。今回の女王の意見表明で、英メディアは「カミラ夫人が王妃になるための障害は見当たらない。チャールズ皇太子のそばで本格的に王室の役割を果たすことができるようになる」(英放送BBC)などと報じている。
6日の女王即位日は、…
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