多様性尊重される学校に 性的マイノリティー公表した高校教諭

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性的マイノリティーの高校教諭 小谷しずくさん=静岡県焼津市で2022年1月30日午後3時34分、山田英之撮影
性的マイノリティーの高校教諭 小谷しずくさん=静岡県焼津市で2022年1月30日午後3時34分、山田英之撮影

 性的マイノリティー(少数者)の当事者であることを公表して、静岡県立高校の教壇に立っている。戸籍上の性別は男性だが、自分らしい性自認に基づいて生活する。

 性自認は自分の性別をどのように認識しているのかを示す概念。心の性とも呼ばれる。違和感を覚えたのは3歳か4歳のころ。幼稚園の鼓笛隊で演奏する時に制服を男女別に分けられ、女の子の制服を着たいと思った。

 母親にカミングアウトできたのは2019年。母親は「びっくりした。しばらくは、もやもやもした」と言い、「苦労させてごめんね」と謝ったという。打ち明けられないまま、父親は亡くなった。

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