離散の伊賀忍者、中四国で「就活」 山田教授の調査刊行 /三重

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調査の成果を報告した「松江藩の忍者」を手にする山田雄司教授=三重県伊賀市役所で、大西康裕撮影
調査の成果を報告した「松江藩の忍者」を手にする山田雄司教授=三重県伊賀市役所で、大西康裕撮影

 三重大学国際忍者研究センター(伊賀市)副センター長の山田雄司・同大学教授が調査結果を報告した「松江藩の忍者~松江忍者のルーツを探る~」が刊行された。編集・発行は松江観光協会(松江市)。発売は今井出版。

 同書はA5判83ページ。約60ページある山田教授の講演記録の章は、戦国、安土桃山時代の武将、堀尾吉晴の紹介から始まる。吉晴は織田信長から忍びの甲賀衆100人を預かり、天正伊賀の乱(1581年)で信長の軍勢に攻め込まれ国を離れた伊賀衆も抱えた。豊臣秀吉に仕えた後、堀尾家は関ケ原の戦いで徳川家康…

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