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塩野義の飲み薬、2月中旬にも承認申請 社長「既に商用生産開始」

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新型コロナウイルスの軽症者向け飲み薬の治験結果を発表する塩野義製薬の手代木功社長(左から3人目)=東京都千代田区で2022年2月7日午後4時ごろ、横田愛撮影
新型コロナウイルスの軽症者向け飲み薬の治験結果を発表する塩野義製薬の手代木功社長(左から3人目)=東京都千代田区で2022年2月7日午後4時ごろ、横田愛撮影

 塩野義製薬の手代木功社長は7日の記者会見で、開発中の新型コロナウイルスの軽症者向け飲み薬について、早ければ今月中旬にも厚生労働省に薬事承認を申請する意向を明らかにした。治験完了前の実用化を可能とする「条件付き早期承認制度」の適用を想定。既に商用生産を開始しており、月内に40万~50万人分の供給が可能となると説明した。実用化されれば、国産の新型コロナ飲み薬としては初めてとなる。

 塩野義は記者会見で、患者約2000人が参加する予定の最終段階の治験のうち、69人を対象とした前半部分の結果を公表。偽薬(プラセボ)と比較して治療薬候補を投与した患者は、体内のウイルス量の低下が速く、発熱や呼吸器症状などの臨床症状の改善傾向もみられたなどとした。副作用としては血液中のHDLコレステロール(善玉コレステロール)の減少などが一部確認されたが、「すべて軽度」とした。

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