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大楽人 誰もできない形を作る 折り紙の魅力と可能性、三谷純・筑波大教授 直感とCGを駆使

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「紙を折るだけで複雑な立体を作り上げることは難しいが、そこが魅力でもある」と三谷純教授は語る=本人提供
「紙を折るだけで複雑な立体を作り上げることは難しいが、そこが魅力でもある」と三谷純教授は語る=本人提供

 美しい曲線とそのデザイン性から、「折り紙でできた作品」と聞くと驚く人も多いのではないだろうか。複雑な形状をした数々の立体の折り紙作品を製作しているのは、筑波大学システム情報系教授の三谷純さん(46)。折り紙の可能性を広げている三谷さんに、折り紙の魅力と可能性について尋ねた。【日本女子大・鈴木彩恵子】

 三谷さんは父親がエンジニアだったこともあり、小学生の頃からパソコンを操作していた。また紙工作も好きで、本を見ながら動物などを作っていたという。東京大学工学部でコンピューターを利用した機械部品設計を学び、同大大学院で三次元モデルを扱うコンピューターグラフィックス(CG)の手法について研究を深めた。

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