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2021年2月に国軍によるクーデターが起きたミャンマーでは、国軍に弾圧される危険などのために「未来に希望が持てない」と、外国を目指す人々が後を絶たない。専門家は今後、富裕層の20代を中心に海外脱出を図る人が増えるとみる。国境を越えタイに逃れた人に思いを聞いた。
「道に迷って食料もなくなり、死ぬかと思った」。ミャンマー東部カヤー州で都市政策などのシンクタンクを主宰していたメイズィントゥさん(38)は、クーデターから約9カ月後の21年11月に森の中を3日間さまよい、タイ北部に着いた。
クーデター直後から国軍に抗議するデモに加わった。しかし、次第に国軍の弾圧が激化。家の近くでも一日中、銃声が聞こえるようになり、同年3月末に地元の村を出た。そしてタイ国境付近に少数民族武装勢力が設けた施設に避難した。
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