「ヒトラー想起」ヘイト? 橋下元大阪市長の弁舌の巧みさ 研究者が分析 差別扇動と同列にできぬ

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日本維新の会両院議員総会に臨む橋下徹共同代表(当時)。右は石原慎太郎共同代表(当時)=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2013年7月2日、藤井太郎撮影
日本維新の会両院議員総会に臨む橋下徹共同代表(当時)。右は石原慎太郎共同代表(当時)=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2013年7月2日、藤井太郎撮影

 すごい時代がやって来た。橋下徹元大阪市長の弁舌をとらえて「ヒトラーを想起する」と評すれば、あるいは先日死去した石原慎太郎元東京都知事の言動を批判すれば、どれも「ヘイトスピーチ」なのだと政治家が主張し始めたのだ。日本のヘイトスピーチ研究の草分け、前田朗・東京造形大名誉教授は開いた口がふさがらない。

 ――菅直人元首相がツイッターに、橋下さんの名前を挙げて「主張は別として弁舌の巧みさでは政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」(1月21日)などと投稿したことについて、橋下氏と関係の深い日本維新の会代表の松井一郎大阪市長が「ヘイトスピーチだ」と批判し、メディアやネットを巻き込んだ論争になっています。これは、ヘイトスピーチですか。

 ◆全く違います。ヘイトスピーチではありません。世界はもちろん、日本にもそんな考えはない。それは歴然としています。ヒトラーに例えて論評することがふさわしいかどうか、という問題はありますが、ヘイトスピーチとは関係もありません。

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