保育園の休園急増　代替保育で国が自治体に財政支援へ

　新型コロナウイルスの感染拡大による保育園の休園が急増していることを受け、後藤茂之厚生労働相は8日の閣議後記者会見で、代替保育の確保策などを発表した。他園や公民館などで代替保育を実施する際、特例で自治体への財政支援をする。後藤氏は「オミクロン株の特性を踏まえ、メリハリのある対策を実施する」と強調した。

　臨時休園している保育園は全国777カ所（3日時点）で、3週連続で最多を更新中。代替保育になっても、利用者負担が通常保育と変わらないようにする。居宅訪問型保育の一時預かりも、障害児に限らず可能とする。