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スーツ規定違反、4人に1人失格の異常事態 ランダム検査に公平性は

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混合団体で1回目失格となった後に2回目を飛び終え、伊藤有希(奥)に励まされる高梨沙羅=張家口・国家ジャンプセンターで2022年2月7日、猪飼健史撮影
混合団体で1回目失格となった後に2回目を飛び終え、伊藤有希(奥)に励まされる高梨沙羅=張家口・国家ジャンプセンターで2022年2月7日、猪飼健史撮影

 北京冬季オリンピックで7日夜に河北省張家口であったノルディックスキー・ジャンプの混合団体は、高梨沙羅(クラレ)ら女子選手20人のうち5人がスーツ規定違反で失格した。違反自体は珍しくないが、4人に1人の失格は異例の多さだ。

 ジャンプスーツは表面積が大きいほど浮力を得られるため、国際スキー連盟が細かく規定を設け、実際の体のサイズから最大で男子は3センチ、女子は4センチまで許容している。生地の素材や通気量、パーツの形などは細かく定められ、その中で各国は規定ギリギリまで大きくするなどの開発競争を繰り広げている。

 日本の横川朝治・女子ヘッドコーチ(HC)らによると、高梨は両脚が少し細くなり、スーツの太もも回りの部分が規定より2センチ大きかった。同じスーツは5日の個人戦でも使い、選手は飛ぶ前には全員が検査を受けるため、その時点では合格していたが、飛んだ後のランダム抽出の検査で違反が指摘された。

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