- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み健康被害を受けたとして、九州などの元建設作業員や遺族らが建材メーカー各社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は9日付で、原告側とメーカー4社の双方の上告を退けた。原告弁護団が10日、福岡市で記者会見し明らかにした。メーカー4社の責任を認め、49人に約1億2500万円の支払いを命じた福岡高裁判決(2019年11月)が確定した。
高裁判決は、石綿含有建材の危険性についてメーカーは予見可能だったとし、建材の販売シェア率20%超を基準にニチアスなど4社の責任を認めた。原告側は国も訴えていたが、国とは21年12月に最高裁で和解が成立している。
この記事は有料記事です。
残り238文字(全文539文字)