小学生が特許取得 マグネットのマスククリップ「テリッパ」発明

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嘉手納杏果さんが発明した「テリッパ」。マスクを内側に折りたたみ、バッグなどに挟んで使用する=相模原市役所で2022年2月7日午前11時21分、牧野大輔撮影
嘉手納杏果さんが発明した「テリッパ」。マスクを内側に折りたたみ、バッグなどに挟んで使用する=相模原市役所で2022年2月7日午前11時21分、牧野大輔撮影

 食事でマスクを外した時、どこに置いていいか分からない--。そんなコロナ禍ならではの悩みを解決しようと、相模原市立桜台小学校6年の嘉手納杏果(ももか)さん(12)が、マスクを衣服やバッグなどに留めるマグネットクリップ「テリッパ」を発明し、市に1000個を寄贈した。嘉手納さんが取得した特許はこれで五つ目。小さな「発明家」は「人の役に立ちたい」と日々知恵を絞っている。

 「テリッパ」の着想を得たのは2020年春ごろ。「マスクをポケットに入れたり机に置いたりするのは衛生的ではない」というニュースを見たことだった。自身も給食の際にマスクをどうすればいいか悩んだ経験があった。マスクケースを常に持ち歩くのは不便で、手軽に保管できる方法を思案した。

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