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コロナ飲み薬、ファイザー製も特例承認 高血圧薬との併用に注意

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米ファイザー社が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」=同社提供
米ファイザー社が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」=同社提供

 新型コロナウイルスの治療薬として、米ファイザーの「パキロビッド」が10日、厚生労働省に特例承認された。軽症者向け飲み薬としては米メルク製に続いて2例目で、治療の選択肢が広がることが期待される。ただ、高血圧の薬など他の服用薬との飲み合わせに十分注意する必要がある。一方、感染拡大が続く中、円滑に治療薬を供給できるかといった課題も抱える。【矢澤秀範、林奈緒美】

血圧の薬との併用に危険性も

 「(変異株の)オミクロン株の感染拡大が続く中、治療の選択肢が増え、対策の推進が期待される」。10日夜に特例承認を発表した後藤茂之厚労相は記者団にこう述べた。

 パキロビッド(一般名・ニルマトレルビル/リトナビル)は、「プロテアーゼ阻害剤」というタイプの軽症者向け治療薬で、ウイルスが自身のたんぱく質を作るために必要な酵素の働きを抑える。

 対象は成人または12歳以上かつ体重40キロ以上の子どもで、重症化リスクのある軽症から中等症の患者。抗ウイルス薬のニルマトレルビル2錠、抗エイズウイルス(HIV)薬のリトナビル1錠の計3錠を組み合わせ、1日2回、5日間服用する。海外では「パクスロビド」の名で販売される。

 臨床試験(治験)では、発症から3日までに投与を受けた重症化リスクの高い患者の入院や死亡を89%減らす効果が確認され、オミクロン株への効果も期待される。飲み薬は点滴や注射での投与が必要ないため、医療機関の負担が軽減される。

 軽症者向け飲み薬については、昨年末に米メルクの「ラゲブリオ」(一般名・モルヌピラビル)も特例承認されている。飲み薬としては2種類に増えることから、後藤氏は「患者の状態や薬剤の特性などに応じて適切に選択し、活用いただきたい」と強調した。

 ただ、パキロビッドは…

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