災いの身代わりに 人口と同数つるし雛1万2000体 和歌山・湯浅

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ひな人形やつるし雛が飾ってある展示会場=和歌山県湯浅町で2022年2月11日午後0時35分、山口智撮影
ひな人形やつるし雛が飾ってある展示会場=和歌山県湯浅町で2022年2月11日午後0時35分、山口智撮影

 和歌山県湯浅町の住民有志が、町人口と同程度の1万2000体のつるし雛(びな)を作るプロジェクトに取り組み、およそ2年間で目標数に達した。2020年2月13日、県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認され、風評被害を受けた町で、「災いが去るように」との願いを込めて地道に作り続けてきたものだ。町中にひな人形を飾る「第9回湯浅まちなみひなめぐり」の会場で披露している。

 町内の済生会有田病院では当時、感染者が相次いで確認され、国内初の院内感染となった。「あの時は町の雰囲気が暗かったな」とひなめぐりの主催団体代表、木下智之さん(63)は振り返る。観光客の減少などにより、地元商店は販売不振に苦しんだ。町特産のミカンなどかんきつ類の受け取りを拒否されることまであったという。

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