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妻と子を残してアフリカへ 「歯を食いしばって」31歳は走る

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妻子を日本に残し、単身ケニアに渡った福田穣=NNランニングチーム/エヌエヌ生命保険提供
妻子を日本に残し、単身ケニアに渡った福田穣=NNランニングチーム/エヌエヌ生命保険提供

 故郷の大手企業に所属し、コンスタントにレースをこなしてきた。家に帰れば、妻と長男がいる。

 「競技生活を終えたら退社を余儀なくされるところもあるけど、基本的には引退後も職場に残ることができる。日本はそこそこの選手でも生活が保障されていますよね」

 陸上選手として不満はなかった。だが、決して若くはない年齢でその「安定」をなげうった。

 福田穣(じょう)、31歳。マラソンで世界最強を誇るケニアを練習拠点とするNNランニングチームに、2020年12月からアジア選手として初めて加入した。プロランナーとして24年パリ・オリンピック出場を目指している。NNは男子マラソンの世界記録保持者で、21年東京五輪男子マラソンで史上3人目の五輪連覇を果たしたエリウド・キプチョゲ(37)=ケニア=も所属する強豪だ。

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