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北京オリンピック2022

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北京の主役

「絶対に落とさない」フィギュア・りくりゅうペアを支える信頼の絆

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ペアのフリーで演技する三浦璃来、木原龍一組=北京・首都体育館で2022年2月19日、手塚耕一郎撮影
ペアのフリーで演技する三浦璃来、木原龍一組=北京・首都体育館で2022年2月19日、手塚耕一郎撮影

 初めて出会った時から、これまでにない感覚が2人にはあった。空中に浮かんだ三浦璃来(20)も、投げた木原龍一(29)も。そこからペアを組んで2年半。紡いできた2人の物語は、舞台をオリンピックに移した。ダイナミックな演技が魅力のフィギュアスケート・ペアで、三浦、木原組(木下グループ)が、日本スケート界に新たな歴史を刻もうとしている。

 2019年7月、木原と三浦は名古屋市のリンクにいた。女子選手と男子選手が一度組み、競技的な相性などを試す「トライアウト」の場だった。過去2大会で五輪出場経験がある木原は、同年4月に前パートナーとペアを解消していた。だが、すぐに新たなパートナーを探そうとは考えていなかった。

 「19~20年シーズンは肩の故障を抱えていたし、なかなか自分の技術が正しいのか自信が持てなかった。(13年にシングルから転向して、当時)6年やっていたので、向いていないなと。常にやめたほうがいいのかなと思っていた」

 そんな木原を三浦がトライアウトに誘った。三浦もまたペアを解消し、パートナーを探し…

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【北京オリンピック2022】

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