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「被爆ピアノ」を囲み、原爆詩を朗読し、平和の祈りを込めた楽曲を演奏しよう――。東京音楽大の学生らが企画するコンサートが22日、コロナ禍による幾度もの延期や変更を乗り越え、ようやくライブ配信される。
被爆ピアノとは、広島・長崎の爆心地から3キロ圏内で原爆の爆風や熱風の被害を受けながらも生き残ったピアノのこと。コンサートは当初、昨年8月の開催予定だったが、コロナ第5波で延期に。今度は今年2月、場所を福島県南相馬市に移し、東日本大震災で生まれた合唱曲をプログラムに加え、被爆ピアノで歌おうと準備を進めてきた。しかしそれも第6波で開催が不可能に。結局、大学からライブ配信することになった。
度重なる変更に気落ちしているのでは、と企画を引っ張ってきた同大大学院声楽専攻の井崎悠里安(ゆりあ)さん(24)と同科目履修生でバイオリン専攻の野邉栞乃(かんの)さん(23)に連絡を取った。
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