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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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スケッチで届ける応援の思い 神戸の1級建築士が描いた福島・双葉町

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双葉南小学校=町の記憶・双葉町より、曺弘利さん提供
双葉南小学校=町の記憶・双葉町より、曺弘利さん提供

 阪神大震災(1995年1月)の被災者で1級建築士の曺弘利(チョ・ホンリ)さん(68)=神戸市長田区=が、東日本大震災(2011年3月)の被災地で、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い、震災後、唯一すべての住民が避難生活を続ける福島県双葉町の被災後を描いたスケッチ画展を今月21日、22日、新長田合同庁舎1階ギャラリー(神戸市長田区二葉町5)で開く。曺さんは「コミュニティーの力で、被災を乗り越えてきた長田から応援の思いを届けたかった」といい、約20点の展示作品の原画と、作品をまとめた小冊子を作り、3月11日までに双葉町に手渡す。【高尾具成】

 双葉町では1月20日、帰還困難区域のうち、6月以降の避難指示解除を目指している特定復興再生拠点区域(復興拠点)で、生活再建の準備に向け、自宅などに寝泊まりする「準備宿泊」をスタートさせた。住民が町内で寝泊まりできるようになったのは11年前の原発事故後、初めて。数は少ないが一部の住民が必要な家財の搬入作業などに動き出している。だが、今も大半のエリアで避難指示が出ており、準備宿泊の対象となっているの…

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