上空1万mで誓いのキス 倍率200倍超、飛行機貸し切り結婚式

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 高度約1万メートルの上空を飛ぶ航空機内で14日、結婚式があった。新型コロナウイルスの影響で挙式を見合わせていた新郎新婦は、成田空港を飛び立った格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンの貸し切りフライトに乗り込み、「空の上の結婚式」で永遠の愛を誓い合った。

 「あなたは健康な時もそうでない時もこの人を愛し、うやまい、慰め、助け、その命の限り固く節操を守ることを誓いますか」。新潟市上空を飛行中の機内で午後4時50分ごろ、最前列に立つ牧師が問いかけ、千葉県在住の新郎の岩崎晃大さん(38)と新婦の妙さん(28)はそれぞれ「はい、誓います」と答えた。

 水平飛行に入ると、ウエディングドレスを着た妙さんが客室の通路をバージンロードに見立て、晃大さんと牧師の待つ前方に向かってゆっくりと歩いた。新郎新婦は指輪を交換し、牧師の前で誓いの言葉を述べ、キスを交わした。妙さんが手作りした2人の似顔絵入りのウエディングケーキを持参し、機内持ち込み禁止のナイフの代わりに、赤い糸を使って2人で一緒に切り分けた。

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