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国立市のJR中央線国立駅南口を出ると、ロータリーの向こうに、桜やイチョウの木が立ち並ぶ、幅約44メートルの「大学通り」がまっすぐに延びている。文化の薫りが漂う、おしゃれな学園都市が広がる。
作家東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」は、舞台が国立市だ。富豪令嬢でもある国立署の新米刑事に仕える執事が、毒舌を吐きながら事件を解決していく。
現実離れした設定だが、整然と区画され、落ち着いた街並みを歩くと、物語の中の豪邸があってもおかしくないと思った。同市は、文教地区として、住民らが中心となって積極的に景観を守ってきた歴史があるのだ。
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