血中の鉛濃度が高いと男児が生まれやすい? 東北大大学院調査

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写真はイメージ=ゲッティ
写真はイメージ=ゲッティ

 血液に含まれる鉛の濃度が高い妊婦からは男児が生まれやすい?――。東北大大学院発達環境医学分野の龍田希准教授らの研究グループが、妊婦の血液中の鉛濃度と生まれた子どもの男女比との関連について調べ、こんな結果をまとめた。研究が進んでおらず専門家の間でも見解が分かれているが、龍田准教授らは、大気中に漂う鉛の濃度の減少が男児の出生割合の低下に影響している可能性があると指摘している。【深津誠】

 研究グループは、環境省が化学物質の影響を調べる「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)に参加した親子約10万組のうち、データがそろっている約8万5000人の妊婦(妊娠22~28週)の血中鉛濃度について調べた。

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