東日本大震災

「伝え続け未来の命救う」 東日本大震災遺族が宮城でフォーラム

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オンラインの画面越しで被災後の歩みを語り合う(左から)鈴木典行さん、田村孝行さんと妻弘美さん、丹野祐子さん=宮城県石巻市で2022年2月20日、百武信幸撮影
オンラインの画面越しで被災後の歩みを語り合う(左から)鈴木典行さん、田村孝行さんと妻弘美さん、丹野祐子さん=宮城県石巻市で2022年2月20日、百武信幸撮影

 東日本大震災の発生から丸11年を迎えるのを前に、被災者家族の歩んできた道のりをともに振り返るフォーラム「東日本大震災から学ぶべきもの~10年間の歩み・大切な命との向き合い方~」が20日、宮城県石巻市で開かれた。伝承活動などに取り組む遺族らが10年あまりの月日を経て感じる心の変化と、安全な社会の実現へ向けた希望を語り合った。【百武信幸】

 フォーラムは、七十七銀行女川支店で長男健太さん(当時25歳)を亡くした田村孝行さん(61)が被災者家族らに呼びかけて組織した「3・11ネットワーク」が企画。石巻市門脇地区の伝承交流施設「MEET門脇」を会場に、オンライン中継を含め約120人が耳を傾けた。

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