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北京オリンピック2022

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北京五輪フィギュア 町田樹さんが解釈するカップル種目の魅力

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アイスダンスのリズムダンスで演技するフランスのガブリエラ・パパダキス、ギヨーム・シゼロン組=北京・首都体育館で2022年2月12日、手塚耕一郎撮影
アイスダンスのリズムダンスで演技するフランスのガブリエラ・パパダキス、ギヨーム・シゼロン組=北京・首都体育館で2022年2月12日、手塚耕一郎撮影

 団体戦からはじまった北京オリンピックのフィギュアスケート競技が、19日のペア・フリーをもってすべて完了した。今回は、カップル種目であるアイスダンスとペアの総括を行っていきたいと思う。

 まずアイスダンスは、フランスのガブリエラ・パパダキス、ギヨーム・シゼロン組がリズムダンス(RD)およびフリーの両方で首位を獲得し、完全優勝を果たした。RDの《メード・トゥー・ラブ》では、「ワック」という舞踊ジャンルを巧みにフィギュアスケートに融合させて新境地を開いた。またフリーの《エレジー》(ガブリエル・フォーレ作曲)では、モダンダンスもしくはコンテンポラリーダンスの様式を随所に取り入れ、哀歌(エレジーの和訳)の重苦しい作品世界を十全に表現した。私はこのカップルのRDとフリーは、一見それぞれが…

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【北京オリンピック2022】

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