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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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数は大事=小国綾子

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女性の医学部受験生への不公正な扱いが発覚するきっかけとなった東京医科大=東京都新宿区で2018年7月4日午後6時25分、手塚耕一郎撮影
女性の医学部受験生への不公正な扱いが発覚するきっかけとなった東京医科大=東京都新宿区で2018年7月4日午後6時25分、手塚耕一郎撮影

 大学医学部入学試験の合格率で2021年度、女性が男性を逆転したという。男性13・51%、女性13・60%。東京医科大の得点操作が発覚した18年当時、女性の方が合格率が低い大学の割合は全国で7割を超えていた。でも21年度は半分以下に! 不公正が是正された結果だろう。

 東京医科大が女性の得点を一律減点していたと知った時はひどくショックだった。大学側は「女性は出産や育児で長時間勤務ができないから」と考えたという。女性が子どもを産まないと国会議員に「生産性がない」と責められ、子どもを産んだら産んだで労働生産性が低いと疎まれる社会って何?

 でも実は、新聞業界もかつてそうだった。私が新人記者だった30年前、編集局では管理職が「女はいらない」と公言していた。男女雇用機会均等法後、女性記者が増え始めた頃で「妊娠・出産されると泊まり勤務が回らないから」と。そんな声をはね返そうと、我が子を自分の親やベビーシッターに託し、夜勤や泊まりを頑張り抜いた女性記者たちがいた。一方で「マミートラック」を選んだ人も。私は後者。職場を変えるより、働き続ける…

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