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菊田一貴(きくた・かずたか)さん(44)
骨や筋肉にできるがん「肉腫」の専門医がいなかった栃木県で、治療のために東京との往復を繰り返す患者の負担を減らそうと、肉腫治療が完結する体制を整えた。県立がんセンターに赴任して3年余。北関東で唯一の治療施設として、今では年300例を超える手術をこなす。
医師を志したのは高校生の頃。身近にいた精神障害のある人に付き添うことしかできず、精神科医を目指して医学部に進んだ。そこで引きつけられたのが、整形外科の世界だった。特に肉腫は、手足の切断手術を受けた後も深い悩みが続く。骨肉腫の発症は10~20代の多感な時期に多い。「身体を健康に保つこ…
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