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国民民主が異例の予算案賛成 維新あきれ顔、自民えびす顔 立憲は…

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2022年度予算案が衆院本会議で可決後、国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と腕でタッチする岸田文雄首相=国会内で2022年2月22日午後3時54分、竹内幹撮影
2022年度予算案が衆院本会議で可決後、国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と腕でタッチする岸田文雄首相=国会内で2022年2月22日午後3時54分、竹内幹撮影

 政府の2022年度予算案は22日、衆院本会議で自民、公明両党と野党の国民民主党などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。野党が当初予算案に賛成するのは異例。立憲民主、日本維新の会、共産、れいわ新選組は、新型コロナウイルス対策が不十分などとして反対した。

 当初予算案の衆院通過としては1999年の2月19日に次いで過去2番目に早い。予算案は即日、参院に送付された。憲法の衆院優越規定で、送付後30日で自然成立するため、21年度内の成立が確実となった。

 国民の玉木雄一郎代表は賛成討論で「コロナ禍という緊急事態で予算の早期成立が求められている」と説明。賃上げを重視する岸田文雄首相の姿勢と「方向性は同じ」と語った。さらにガソリン税を軽減する「トリガー条項」発動について「首相が検討することを明言し、実現に向けた方向性が明らかになった」などと賛成理由を述べた。【田中裕之、野間口陽】

玉木代表、岸田首相と「腕タッチ」

 野党が当初予算案に賛成するのは、1977年の旧新自由クラブや2015年の旧次世代の党の例などがあるが、異例だ。新自由クや次世代は賛成後、所属議員が自民党に復党したり合流したりするなど、当初予算案への賛成は「与党化」につながった例が目立つ。

 この日の本会議採決では、国民の玉木雄一郎代表らが賛成票を投じた際、自民議員らから拍手が起きた。岸田文雄首相は本会議後、国民会派を訪ねて玉木氏と「腕タッチ」し「ご指導に感謝する。また引き続きどうぞよろしくお願いする」と感謝を伝えた。

 政権への急接近は、…

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