雑賀崎の景観いつまでも コンペ最優秀賞作を絵本に 和歌山

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
第一作の絵本「うみのハナ」を手にするすけのさん=和歌山県紀美野町で、最上聡撮影
第一作の絵本「うみのハナ」を手にするすけのさん=和歌山県紀美野町で、最上聡撮影

 豊かな海の景観が変わらないことを願って――。そんなあとがきを添え、和歌山県紀美野町のイラストレーター、すけのあずささんが初めての絵本「うみのハナ」(BL出版、1540円)を著した。第21回「ピンポイント絵本コンペ」(2020年)の最優秀賞受賞作をもとにつくった。すけのさんは「絵本を作り上げる大変さを実感したが、取材先をはじめ多くの人の協力で出来上がった」と話す。25日から書店で発売する。

 和歌山市雑賀崎が舞台で、レトロな理髪店と、春と秋の彼岸の中日、海に沈む夕日を眺める風習「ハナフリ」を巡る物語。コンペ受賞作から、改めて物語や絵について、描き方を変えたり、描いていなかった場面を加えたりし、練り上げていったという。モデルとなった理髪店をはじめ、雑賀崎の街並み、坂道、灯台などが、実際に歩いた確かな取材に基づく空気感たっぷりに美しく描かれ、主人公の女の子「ふうちゃん」と祖父母の交わりを…

この記事は有料記事です。

残り230文字(全文626文字)

あわせて読みたい

ニュース特集