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やられたぁ! そう唸(うな)ったのが、この『プロレス社会学のススメ』(斎藤文彦、プチ鹿島著・ホーム社・2090円)。
帯には「プロレスを語ることは今の時代を語ることである」とある。プロレスを愛する斎藤さん、鹿島さん、そして司会役の堀江ガンツさんの3人で「社会とプロレスと自分」を、プロレスを通じて語り合っていく。つまり、今の社会はどうなってるのか? 問題は何か? 自分はどうすればいいのか? それをプロレス界の出来事を語ることで、テーマごとに考えるのだ。
なにせプロレスは日本で、世界で、長く愛されてきた興行でありスポーツ。社会の中でプロレスが育まれ、同時にプロレスの中に社会がある。プロレスは社会を映す鏡であり、プロレスを語ることが、今の社会を語るのにつながる。
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