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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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「プーチンは制御不能」 元英外相が指摘する「帝国」の意思と弱点

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国民向けの演説で、ウクライナ東部の独立承認を表明するロシアのプーチン大統領=モスクワで2022年2月21日、スプートニク通信AP
国民向けの演説で、ウクライナ東部の独立承認を表明するロシアのプーチン大統領=モスクワで2022年2月21日、スプートニク通信AP

 近代の英露関係史を詳述した著書を昨年発表したばかりのデービッド・オーウェン元英外相が、ロシアによるウクライナ本格侵攻直後の24日、毎日新聞の電話インタビューに応じた。オーウェン氏は侵攻の背後にあるプーチン露大統領の世界観や、北大西洋条約機構(NATO)を巡る外交、地政学上の機微について語った。【聞き手・ロンドン服部正法】

 プーチンはもはや通常のロシアの指導者ではなくなった。完全に制御不能で、政治勢力であれ軍であれ、誰も彼(プーチン氏)を抑えることはできない。世界にとって大変危険だ。NATO部隊がウクライナでロシアと戦うのは論外としても、まずウクライナを、そしてロシアに近く潜在的に攻撃を受けやすいNATO加盟国を全力で支援しなければならない。

 彼は「ロシア帝国」「ソビエト帝国」の地理的な再建と、ウクライナがロシアの影響圏から西側へと引きずり出されるのを止めることを自身の義務としている。彼…

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【ウクライナ侵攻】

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