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老人ホーム見守る、やさしき相棒 介護ロボ「今では頼りに」

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消灯後、入居者に異常がないか巡回する「アイオロス・ロボット」。アームで扉を開け閉めし、部屋の状態は画像でスタッフに共有される=大津市の介護施設「アクティバ琵琶」で2022年2月24日、滝川大貴撮影
消灯後、入居者に異常がないか巡回する「アイオロス・ロボット」。アームで扉を開け閉めし、部屋の状態は画像でスタッフに共有される=大津市の介護施設「アクティバ琵琶」で2022年2月24日、滝川大貴撮影

 消灯時間を迎えた午後9時過ぎの老人ホームの一室。ほのかに青白い光を放つロボットが静かに扉を開く。要介護の高齢者が寝静まる様子を確認すると、そっと扉を閉じた。

 大津市の介護施設「アクティバ琵琶」では、昨年11月から人工知能(AI)搭載型の介護支援ロボット「アイオロス・ロボット」を導入。サービスの向上や新型コロナウイルスの感染対策に一役買っている。

 ロボットは、紫外線を照射するUV-Cライトで手すりやドアノブを消毒したり、睡眠中の利用者の姿勢や動作の異常をセンサーで感知してスタッフに通知、画像を共有したりする機能を持つ。障害物を感知して自律走行し、七つの関節で動くアームを使い、エレベーターも操作する。自力でベッドから車椅子に乗ろうとした利用者を覚知し、転倒を未然に防いだケースもあった。

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