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アルペン“あんもも”コンビ 金メダリストとラガーの不穏な出会い

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パラアルペンスキー女子座位で2大会連続金メダルを目指す村岡桃佳(左)と立位で初のメダルを狙う本堂杏実=本堂選手提供
パラアルペンスキー女子座位で2大会連続金メダルを目指す村岡桃佳(左)と立位で初のメダルを狙う本堂杏実=本堂選手提供

 北京パラリンピックで2大会連続の金メダル獲得を目指すアルペンスキー座位の村岡桃佳(24)=トヨタ自動車=には心強い「マブダチ」がいる。同じくアルペンの立位、本堂杏実(あんみ、25歳)=コーセー=だ。同学年で埼玉出身という共通点もある2人は、遠征先でもほとんど行動をともにするほど仲が良い。しかし出会いについて本堂は「殺されるかと思いました……」と言う。穏やかではない。

本堂杏実と村岡桃佳、のちに「マブ」

 冷静で落ち着いた口調で話す村岡に対し、常にハイテンションの本堂。正反対の2人の掛け合いはまるで漫才コンビのようにテンポがいい。立位、座位の違いはあるが、代表チームで同世代の女性選手は少なく、海外遠征の際は同じ部屋で過ごす。帰国時には食事に行くなど、雪上を離れても友人関係は続く。村岡は「気兼ねなくいろんな話ができる相手。競技の悩みや将来に向けてのビジョンを語り合う。そういった存在が一番近くにいるのはすごく心強い」と支えにしている。

 2人が出会ったのは前回2018年平昌パラリンピック前の合宿だった。最初、なかなか打ち解けられなかったのは互いに「極度の人見知り」というのに加えて、村岡が本堂のある情報を目にしていたからだったという。

 日…

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