特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

ロシアのウクライナ侵攻 中国にとって「寝耳に水」だったのか

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
㊧中国の習近平国家主席と㊨ロシアのプーチン大統領
㊧中国の習近平国家主席と㊨ロシアのプーチン大統領

 北京冬季オリンピック開幕当日の2月4日、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は北京の釣魚台迎賓館で、にこやかな表情を浮かべて向かい合っていた。直後に発表した共同声明では対米共闘で結束する姿勢を示し、「(中露)両国の友好に限界はなく、協力する範囲に限度はない」とうたい上げている。

 ロシアがウクライナへの全面的な軍事侵攻に踏み切ったのは、それからわずか3週間後だった。中国はプーチン氏の全面侵攻の意思や時期を知りながら、「中露の新型の国家間関係は冷戦時代の軍事・政治同盟関係に勝る」とまで自賛する共同声明を発表したのだろうか。

 中国がどこまで知っていたかについては諸説ある。しかし、…

この記事は有料記事です。

残り1808文字(全文2103文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集