地元名士の旧家、住民らが保存活動 地域活性化などに活用 大阪市

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玄関の左手に特別な客人を招く際に使う式台が残る旧幸田邸=大阪市東成区で2022年2月22日午後3時50分、野田樹撮影
玄関の左手に特別な客人を招く際に使う式台が残る旧幸田邸=大阪市東成区で2022年2月22日午後3時50分、野田樹撮影

 江戸時代に鋳物や菅細工が盛んだった大阪市東成区の深江地域で、取り壊されそうになった地元名士の旧家を、住民が中心となって修繕して保存する取り組みを進めている。旧家は隣接する深江郷土資料館の別館として2月に開館。周辺には寺社や倉が並び、この景観を生かした地域活性化も考えている。【野田樹】

 旧家は、江戸時代に庄屋を務め、近代以降も深江地域の指導的立場にあった幸田家が暮らしていた。家屋は木造2階建てで、日本庭園を含む敷地面積は約570坪。1935(昭和10)年4月に完成した記録があるが、表門や塀などに武家屋敷の面影を残しており、刀のつばを埋め込んだ欄間などが特徴的だ。

 家屋の北側には通常の玄関とは別に、特別な客人を迎え入れる式台のついた玄関があり、無垢(むく)の一枚板が使われている。庭には、十二支が彫られた石灯籠(どうろう)や生駒石の敷石が並ぶ。

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