トヨタ、供給網のもろさ露呈 サイバー攻撃で国内全工場停止

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トヨタに部品を納入する小島プレス工業本社工場=愛知県豊田市で2022年3月1日午前10時11分、本社ヘリから
トヨタに部品を納入する小島プレス工業本社工場=愛知県豊田市で2022年3月1日午前10時11分、本社ヘリから

 トヨタ自動車は1日、稼働を停止していた国内全14工場28ライン(日野自動車とダイハツ工業を含む)を2日から再開すると発表した。取引先の部品メーカーがサイバー攻撃を受けシステム障害で部品供給が困難になっていたが、暫定的にシステムを復旧させた。世界各国で被害が拡大している身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」の疑いがあり、政府も実態把握を進める。

 サイバー攻撃を受けたのは、カーナビ周辺の「インパネ」と呼ばれる樹脂部品などを製造する小島プレス工業(愛知県豊田市)。2020年12月期の売上高は1745億円で、トヨタ創業期から取引がある。全取引がトヨタ向けで、取引先でつくる「協豊会」の中心的企業でもある。

 同社によると、2月26日夜にサーバーの障害を検知し、ウイルス感染と脅迫メッセージを確認。27日から外部とのネットワークを遮断して全システムを停止した。これにより、東北や九州にある小島プレス工業のグループ会社も含め部品の受発注データをやり取りできなくなった。この結果、…

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