万博アクセス道整備1000億円増 総工費2.5倍に 大阪市試算

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
大阪・関西万博予定地の夢洲(手前)=大阪市此花区で2020年12月2日、本社ヘリから加古信志撮影
大阪・関西万博予定地の夢洲(手前)=大阪市此花区で2020年12月2日、本社ヘリから加古信志撮影

 2025年大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)への交通アクセス改善に向けて整備が進む阪神高速「淀川左岸線」の2期工事について、大阪市は総工費が約1000億円増えるとの試算をまとめた。予定地で土壌の問題が発生し、地盤沈下や液状化対策で工法の変更などが必要になった。費用の上振れは2回目で、総工費は当初の想定から2・5倍の約2900億円に膨らむ見込み。

 淀川左岸線は大阪市中心部と夢洲をつなぎ、27年3月の開通を目指している。2期工事は約4・4キロで大部分は地中のトンネル構造となる。万博期間中は市中心部と会場を結ぶシャトルバスの専用道として先行的に利用する計画になっている。

この記事は有料記事です。

残り292文字(全文590文字)

あわせて読みたい

ニュース特集