ウクライナ侵攻

LNGプロジェクト「サハリン2」 シェル撤退、日本に激震 欧米とは「温度差」も

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 英石油大手シェルは2月28日、ロシア国営エネルギー企業ガスプロムとの合弁事業を解消し、極東サハリンでの原油・液化天然ガス(LNG)プロジェクト「サハリン2」から撤退すると表明した。ロシアのウクライナ侵攻で事業継続が困難になったと判断したためだ。サハリン2には日本の大手商社も参画しており、日本のエネルギー戦略にも影響を及ぼす可能性がある。

 「(ロシアの)軍事侵略の結果、ウクライナで人命が失われていることに衝撃を受けている。傍観はできず、今後もするつもりはない」。シェルのベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO)は声明で、27・5%分の権益を保有するサハリン2からの撤退の理由を強調した。

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