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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナがIT部隊創設、サイバー戦で反撃へ ハッカー集団も加勢

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IT部隊を創設して有志に参加を呼びかけるウクライナのフョードロフ副首相兼デジタル転換相のツイッターアカウント=ツイッターより
IT部隊を創設して有志に参加を呼びかけるウクライナのフョードロフ副首相兼デジタル転換相のツイッターアカウント=ツイッターより

 ロシア軍の侵攻に徹底抗戦しているウクライナ軍が「IT(情報技術)部隊」を創設し「サイバー戦線」で続くロシアによるとみられる攻撃への反撃に乗り出した。フョードロフ副首相兼デジタル転換相が2月26日に自身のSNS(ネット交流サービス)で部隊創設を表明し、国内外のデジタル人材に参加を呼びかけた。

 ウクライナでは情勢が緊迫した2022年1月以降、政府機関のウェブサイトが改ざんされたり、マルウエア(悪意のあるプログラム)に感染しコンピューターが起動しなくなったりする被害が頻繁に発生。露軍の侵攻前日の2月23日にも大規模なサイバー攻撃があり、いずれも露軍が関与しているとみられている。

 ロイター通信によると、ウクライナ側は露軍侵攻後、発電所や給水施設など重要インフラの防御や、露軍に対するサイバー攻撃などに参加する有志を、国内のセキュリティー会社を通じて水面下で募集。そのうえで、フョードロフ氏がツイッターでIT部隊の創設とともに「我々はサイバーで戦い続ける」と表明した。

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【ウクライナ侵攻】

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